何かを探す旅

偶然お会いできて嬉しいです。誰にも言えないことを書き連ねる。

7 Family Song

 

皆様、秋の訪れを感じ始める今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。僕は自分の用事が一つ落ち着きましたのでこうしてブログを更新する時間が得られたところです。

 

本日、数枚のシングルCDをレンタルしてきました。ただレンタルしただけで終わらせるのはもったいないかな、という風に思ったのでファーストインプレッションをつらつらと書き連ねていきたいと思います。

今回借りてきたCDは何枚かあるのですが全部紹介すると収拾がつかなくなりそうですし、あと自分がそこまで書き続ける元気が保つとは思えないので1枚にとどめておきます。

 

ということで今回レンタルしたCDはこちら、どどん!

 

 

星野源さんの「Family Song」です。最近発売されたシングルでちょうどレンタルが始まったので借りてきました。お金がない民にとってはレンタルという制度は非常に有難いですね。

 

それでは各曲についてつらつらと。

 

1. Family Song

タイトル曲ですね。この曲に関しては既にYoutubeで何回も聴いていましたので、ファーストインプレッションを語ることは難しいですね笑 とは言え、最初に聞いた時のことを思い返しながら感想を書いていきます。

家族のことを想う唄になります。ここでいう家族は「相手の無事と幸せを願っている関係」とのことらしいので、いろいろな人に当てはまるのではないでしょうか。

イントロを聞いたときはちょっと昔風のメロディー&アレンジだなという風に感じました。ですがそれも全然気にならないタイプですので、「今回はこういう感じで来たんだな」と思いながら聴きました。

星野源が女装しているのにもビックリしましたが、歌詞と照らし合わせるとそれはベストの選択かもしれないと思いました。というのも、この曲は無償の愛、ひたすらに相手の幸せを願い、無事を祈る歌詞になっています。やはり無償の愛というと、家族を連想しますね。自分の家族がどうとかはあまり関係なしに。「あなたは何処でも行ける」という部分では星野源に歌ってもらっているというよりは母親からメッセージを貰っているような気持ちになりました。優しく包み込むような母の愛をこの曲から確かに感じました。

「あなたは何処でも行ける あなたは何にでもなれる」

そう言ってもらえることでどれだけ心強いでしょうか、そしてそう言えるほど人を強く想うことって素晴らしいことだなと切に感じます。

 

2.肌

こちらもタイアップソングということで有名なのかな?テレビを見ないのでわかりませんが。歌詞の内容は、どれだけ近づいても結局のところ一つになることはできないけれどせめて君に少しでも長く触れていたい、という感じですね。これも人を想うということだ、素晴らしい。

サウンドはこういうのファンクっていうんですかね?スガシカオとかこんな感じじゃありませんでしたっけ?スガシカオもあまり聞いたことないですが。最初聴いたとき、サビのメロディーのリズムがかなり独特だなあと思って聞いていたのですが、ちゃんと聞き直すとそんなことはなく。ベースとドラムが16分でいうところの1拍目と4拍目に入っているという特徴があるのみで、メロディー自体は4分音符で動いています。バックが特殊なリズムを鳴らしているだけで聞こえ方がこんなに違うのか。

「きつく抱きしめても二つしかなれない」

一つになった、という表現はよく聞きますが、ほんとは一つになんてなれてはいないんだね。現実的と言えばそうだけども、でも切ないね。

 

3.プリン

音楽でふざけたかったと語っていた作品ですね。プリンを食べたいけど太るから我慢する話とのこと。歌詞から読み取れないんだけど。ビックリしたのが全編ずっと裏声で歌っていること。星野源はそこまで聞いたことないので分からないのですが、もしかして星野源にはよくあることなのでしょうか?Weekendもサビは裏声が全面に押し出されていてもはやどっちがメインメロディ―なのか分からないようになっていましたね。全部裏声で押し切るというのは女性シンガーではあることかなーと思いますが、男性シンガーで使っている人は殆ど聞いたことがなかったので新鮮でした。米良さんくらい?笑 これをアリととるかナシととるか個々人の自由だと思いますが、これをアリと捉えれるならば作る音楽、聴く音楽の幅は広がっていくんでしょうね。こうやってあまりやられてきていないことに対してYESを思えるかNOを突きつけるかで幅の広がり具合が決まっていくのだろうか、もしそうならば自分はできるだけ広げていきたいですね。

 

4.KIDS (House ver.)

House ver. って割と恒例らしいですね。星野源が一人ですべての楽器、作詞作曲編曲を行うHouse ver. すごいですね。才能を感じる。間にチューニングの音を挟んで、調弦が終わった後コードをじゃらんと鳴らす気持ちよさは多分楽器経験者しか分からないでしょう。あれ気持ちいいんだよマジで。それを曲中に入れるのはめちゃくちゃ面白くて突飛だと思いますけどね笑 1曲目ではピアノが主体となった構成でしたがこの曲ではアコースティックギターとベースとドラムマシンが主体となった構成となっています。ピアノ主体でバンドサウンドを作れるのはすごいと個人的に思っています。一方で普通にギター主体でも作れるから星野源って音楽を好きでいろいろな知識を備えているんだなあと思います。憧れ。

歌詞を見ると大人になり切れないことを悩んでいる心が子供の人の唄、と思いきやそうではなかった。大人になり切れない自分のことを受け入れて、それでも生きていこうね、暮らしていこうね、っていう歌詞でした。そういう生き方もあるんだ。大人にならなくてもいいんだ、無理に苦しまなくていいんだってちょっと救われました。そういう考え方もあるんですね。

ボーカルは3曲目と違って低音で優しく歌い上げるメロディーになっています。音域広いですね。メロディーはどうやって思いつくんだろう。曲調によって変えてるのかな?この曲は高めでいこう、とか落ち着いた曲は低めの音域でいこうとか。

「いつも子供のまま どこか甘えたまま」

……それでも生きていけるし、生きていていいみたいだよ。

 

 

なんて自分を一つ甘やかしたところで終わりにしたいと思います。ありがとうございました、またお会いしましょう。